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今季ブランド「２１　今晃　本人型笹竹模様　こけし」こけし

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販売価格：: ￥8,550税込
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商品の詳細

・今晃さん作の１８．５ｃｍ、昭和58年7月作（8月24日入手）本人型笹竹模様「Ｄ０２２」（右から3本目）６寸、58年7月、左眉は太長に、右眉は太長に右肩下りで、左上瞼は切れ長に左肩下りに、下瞼をつきそうに跳ね描き眼点は大きく右斜めぎみ打つ。右上瞼は丸みに右肩下りに下瞼を付け瞼の外寄りに右から斜めに左より小さく打ち、横睨みに現れる。顔全体が斜めから見上げる姿が独特でこの１本にしかない表情であり、同手にはこの味は見られない。

＊笹竹こけしは、今晃さんが独自で考えた「嶽温泉に来たお客さんにおみやげこけし」として作った。嶽温泉の土産物屋に売りに出してもらったが、1本も売れなくて、引き上げてきた。胴裏側に「嶽温泉」、胴底に「今晃」と署名され、「58年8月24日」（7月作）と記入されている。この笹竹こけしがなければ「今晃こけしコレクション」にはならない決定的に必要なこけしという超貴重品の稀品である。

・笹竹こけしは、竹の節を胴形に挽き上げた本人型こけしである。今まで、こけしの胴をこういう木地で表現した人は初めてである。金次郎風の顔は優しく、別な味で表現されている。一般的な金次郎風より迫力があり、土の香りも強く、手絡描きが良く似合っている良品です。眉太く、目は上瞼の描き方が素早く長い、眼点の打ち方が三本の横びんと共に誠に美しい。鼻は猫鼻ですが、良く見ると独特な癖で描かれている。口は赤の二の点で表現されて非常に珍しいもので、今すぐ話をしたい様な口元で楽しく見える。竹様の胴を裏から見ると、非常に美しいフォルム、木地仕上がりになっており、特に竹節の表現は見事であり、ロクロ線赤と青で黄胴の竹は、帯は青で描いている。下地の黄色に青の葉を描いたのですが緑色で現れ、赤は赤でも白胴の赤より厚く見える。白胴は、赤は赤で青は青とハッキリ分かる。今さんは面相筆を使用せず、普通筆で描くので、こけしの迫力や野性味、泥臭さの表現は、その他の工人に見られない独特の美しさがある。

―「今晃のこけし」の（１９）署名「嶽温泉今晃」こけし・その２笹竹こけしより―

・HP[木おぼこ・今晃」のブログ「２１６・最後の桑原コレクション今晃こけしが届く」 https://sanejiro.sakura.ne.jp/main の1品です。